■ データはすごく大事。でもそれだけ?
競馬予想というのは、本当に色んな要素が複雑に絡み合っています。
だからこそ奥が深くて楽しいんですけど、
そのおかげでオッズの評価はすごく難しいです。
だから、オッズを見てお得かそうでないかを判断するよりも、
「具体的な何か」を買い要素にした方がいいと思うんです。
「具体的な何か」って何だよって話ですけど、
分かりやすいのは、データですよね。
「休み明けの○○産駒は買い」とかそういうの。
データ的にプラス回収が見込めそうな要素に対して
お金をつぎ込むというものです。
データに当てはまるような馬でも、
中にはお得じゃないのがいるんだろうけど、
総じて買えそうな要素は買っていいということです。
と、ここまでは一般的な予想論の話ですね。
ただ、データですべて済ませられるかっていうと、
ちょっと違うなぁと思うんですよ。
「データなんかくそくらえ!」って話じゃないですよ。
むしろデータはすごく大事。
ってか、そういう考え方が常に根底にないと、
勝てやしないとさえ思ってるし、
論理的には、それだけでも勝てるはずなんですよ。
でも実際には、データの裏付けがないことでも
「いい!」って思うこと、ありますよね?
それ、無視できます?
無視した方が当たりで、データがハズレってときに、
少なくとも自分はそれに耐えられないです。
実際、かつての自分が、機械的に買って勝とうとして失敗した理由は、
そこにあったんですよね。
データ重視の人は、「いい!」なんて曖昧なものは、
そもそも予想にならないと思ってるかも知れないけど、
自分がいいと思っていることは、それなりに「いいもの」であるはずです。
「勝者と敗者の違いって何だ?」で書いたとおり、経験や地力はバカにできなくて、
それ自体がプラス要素のはずなんで、
自分が「いい」と感じたことは、素直に受け入れてもらいたいと思います。
この話、次回でもうちょっと掘り下げたいと思います。
2016.6.22発行メルマガ 「データも良いけれど」より