■ ベストレース2008
さて、今年も数多くの好指数が生まれたわけですが、
その中でも私が最も印象に残るのは、何と言っても毎日杯です。
今年の毎日杯と言えば、
今をときめくダービー馬ディープスカイが、初重賞制覇をしたレースですが、
毎日杯を勝つまでのディープスカイというのは、
とてもG1を勝つような馬には見えませんでした。
未勝利脱出に6戦を要し、500万も勝っていない。
指数的にも特に目立ったところはなかった馬だったんですが、
それがいきなり当時の世代ナンバーワンとなる破格の指数をマークしたわけですから、
レース評価ともども非常に評価の難しいところとなりました。
毎日杯は、メンバー全体としてはそれほどレベルが高いとは言えませんでしたが、
2着のアドマイヤコマンドが、デビュー戦で新馬離れをした指数をマークしていただけに、
この辺りをどの程度汲み取るかというのが、評価のポイントだったと思います。
私としては、結局のところ評価をうやむやにして、
中途半端な結果に終わってしまったわけですが(※)、
あのレースのあの指数がいかに価値のあるものであるかについては、
ここで改めて言うまでもないと思います。
※ | 青葉賞のアドマイヤコマンドは買いながらも、 NHKマイルではディープスカイを買わず、 ダービーではアドマイヤコマンドの方を買っていました |
当時は半信半疑で、キチンとした評価のできなかった毎日杯ですが、
今となっては今年のベストレースと呼ぶにふさわしいレースだと思います。
2008.12.29 「ベストレース2008」より