■ スピード指数の新しい方向性 〜【第5回】スピード指数を分析するということ〜
これまで何回かに渡って色々書いてきましたが、
結局のところ一番言いたいのは
「スピード指数で予想をするためには分析が必要」ということです。
では「分析する」というのはどういうことでしょうか。
真っ先に考えなくてはいけないのは、
そもそも指数が高い馬は強いのかということです。
儲かる、儲からないを度外視すれば、
指数が高いほど強いと思いこんでる節がありますけど、
実際どうかというのは、あまり聞いたことがありません。
また、一口に「指数が高い」と言っても、
その指数は前走なのか近走なのか、近走であれば近走平均なのか
近走最大値なのかということもありますし、
クラスが変わっている場合には、
今回のクラスを基準とした指数の高さなのか、実際に走ったときのクラスを基準とした高さなのか
ということも考えなくてはいけないと思います。
分析するというのは、
「いつマークした指数が、どの程度高いときに強いと言えるのか」について考えるということです。
スピード指数というのは、
芝だとかダートだとか、距離が短いとか長いとか、クラスが高いとか低いとか、
そういった色々な条件を越えて比べられるというのが利点でもあります。
ただ、実際、何もかも無視して比べられるかというとそんなわけはなくて、
大なり小なりの違いを上手く消化しながら使っていくべきものなんです。
こんなことは、スピード指数を使っている人なら誰でも分かっていることなんですが、
何がどう違うかということはまだまだ手付かずです。
まあ、詳しいことはまた次に書くとしましょう。
2008.06.25 「スピード指数を分析するということ」より