■ ベストレース2005
今年も数々のレースがありました。
いいレース、どうでもいいレース、
これはすごいなと思ったのに実はそうでもなかったレース、様々でした。
皆さんの中でも色々思うところあるかと思いますが、
今年1年を振り返る意味で「2005年ベストレース」を、私一人の投票で決めたいと思います。
さて、今年のベストレースですが、2月5日の京都10Rの『エルフィンS』にしたいと思います。(パチパチ)
ベストレースとして選ぶからには「いいレースだった」と思うわけですが、
レベルの高さなんかで言えばフィリーズレビューの方が上だったと思います。
それでもこちらを選んだのは、
このレースがポイントになったという感触が非常に強かったからです。
エルフィンSというレースは条件的にはOPですが、
非重賞の牝馬限定戦ということで、500万クラスの集まりやすいレースです。
今年のエルフィンSも500万下の馬がほとんどを占め、
唯一のOP馬が赤松賞勝ちのジェダイトという構成でした。
これだけ見るとOPとしては物足りないんですが、メンバーを見ると決してそうではありません。
500万下の中には、エアメサイア、デアリングハート、レースパイロットといった馬が含まれており、
今にして思えば超豪華メンバーのOP特別でした。
もちろん、後の結果がこの評価を生む部分も大きいわけですが、
当時の私としても
OP馬が1頭しかいないことに全く気づかないほどレベルの高さを感じていました。
エルフィンSは指数も高くなく、いつもであればそうそう評価しないのですが、
このレースを評価できたからこそ、その後の3歳牝馬路線を見誤らずに評価できたと思っています。
スピード指数サイトとしては、指数の低いレースを選ぶのはどうかとも思うんですが、
そのベースでは指数による評価が欠かせないわけで、
そういう意味ではむしろ目指すべき方向でなないかと思います。
2005.12.30 「2005年ベストレース」より